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 【 V602SH Review & Samples. 】

*「V602SH」のあれこれ.*
≪少し前のボーダフォンの機種です。≫
前機種のV601SH発売から半年しか経っていませんが、毎度恒例になってしまいましたのでとりあえず関西の発売日である2004年7月9日にGETして来ました。

動画
動画に関しては、前機種のV601SHで一応の完成型を見せてくれましたので、今回のこの機種では目新しい機能としては取り上げられていません。
320×240(QVGA)の15fps(ASFフォーマット)という仕様も全く同じです。
(これ以上の物を求めるとなると、三洋の動画デジカメを買った方が幸せになれます。)
V602SHの利点としては、メイン液晶を裏返していわゆる「デジカメスタイル」にすると横位置のポジションがごく自然に取れますので、V601SHの時の様な不自然な構えにはならなくても済みます。
このV601SH/V602SHの使うASFという映像記録フォーマットのメリットとして、家電製品とのシームレスなデータのやりとりが出来るということが挙げられます。
同じシャープのガリレオやAQUOS、松下のD-SnapシリーズやDIGAでSDカードに書き出したデータを何ら変換することなくそのまま再生出来ます。 当然、パソコンは不要です。
 (まー当然の如くSDカードファミリー以外は完全除外なんで、ちとメーカーを選びますが。)
また、このデータはシャープのリナックス・ザウルスや、再生コーデックをインストールしたパソコンでもそのまま再生出来ます。 (ここからASF音声コーデック「G726」をダウンロード出来ます。)
パソコンなしでハードウェア録画出来るのはこのフォーマットの大きな優位点です。
 (↓「ツイストヒンジ3兄弟」を置きました。同じファイルを再生してます。)
動画についてはV601SHとV602SHを同時に使って色々分かって来ました。
やはりMPEG4処理チップであるT4Gは、前機種V601SHのT4より動画そのものの処理についてもパフォーマンスアップしている様です。 テレビなどから録った動きの激しいシーンを両方の端末にSDカードで入れて並べて同時に再生してみると分かります。 やはり新しいT4Gを積んだV602SHの方が同じQVGA・15fpsとはいえ滑らかに再生しています。 T4のV601SHの再生画像はコマ落ちこそしていませんが、微妙にギクシャクしています。(コマ間隔である1/15秒が伸び縮みしている様な)
これはカメラで自己録画再生してみてもその様な傾向があります。 ('040808)

テレビ放送などから録画したMPEG2ファイルをV602SH(V601SH)で再生する為に現在私が行っている方法をご紹介します。 (SD-Video(ASF)、QVGA-3GPP、などなど。)
 こちらへ  ('040909)

静止画
光学2倍ズームが今回の目玉です。(携帯では世界初。デジタルカメラとしては..)
2倍ズームレンズと言っても、中間領域が使えないので実質「2焦点レンズ」です。
撮像素子であるCCDは前回のV601SHと全くの同等品だと思われますが、今回のは画質の傾向がかなり異なってしまっています。
(こちらに載っている情報によると、どうやらCCDも違うみたいです。 また、画質を決定しているのはシャープではなく東芝の「T4G」の様です。 普通、パラメータくらい変えられると思うんですけどねぇ。記事の中にはシャープの開発担当者の言として「変えられなかった」とありますので、T4GのCCDパラメータが固定ということなのでしょう。 残念。) ('040809)
V601SHも決してほめられた画質ではありませんでしたが、一応デジカメとしての基本的なツボは押さえていたと思われます。(前回、レンズ周辺部の歪みやボケを指摘しましたが、後処理で周辺を切り捨てることを前提に撮れば非常に実用的に使えていました。ホワイトバランスもそこそこのヒット率でしたので。)

実は今回のV602SHは、関東の発売日の7月2日からあちこちのBBSで話題になっていて予め知っていたのですが、「白モヤがかかっていてとってもファンタジー」、「真っ暗にすると霊魂が写る」、「時間と共に砂嵐になる」っと、さんざんなカメラ部の評判でした。

買ってみて「そのとおりでした」。 _| ̄|○
下に色々載せますのでとくとご覧あれ..
(白モヤに関しては画像処理の問題だと思われますので、ファームウェアのアップデート等によって改善する可能性は高いですが、霊魂はCCDそのものだと思われてダメぽ・・・)

それ以外にも、オートフォーカスが何故かピンの山を外すケースが多い様に思えます。
これはレンズ駆動モーターを1個で済まして、ワイド(広角)端とテレ(望遠)端のそれぞれのある一定の範囲をフォーカスを合わせる領域に流用していると見られることから、大きく動くズームの動作と細かく動く各焦点位置での動作を併せ持たせないとならない為に設計に無理が出ているものと思われます。 (V601SHとはフォーカシング駆動方法が違う様です。)
また、ある程度合わそうとしていて途中で放棄する様な動きをする場合も結構あるので、フォーカスのフィードバック制御系のチューニングが十分に検証されていなかったのかもしれません。
(ズームの中間領域が使えないのはこの1モーター仕様のせいだと思われます。)('040731)

色々言われているV602SHですが、V601SHに対して圧倒的に進化している箇所もあります。
V601SHで最高画質で撮影すると、高速SDカードを差していても保存完了までに10数秒待たされましたが、V602SHは同じ条件で2秒くらいで保存完了し、3秒目くらいで次の撮影が出来ます。
画像圧縮をT4Gでやっているメリットがここに出ているのですが、画質をシャープの開発者自身がコントロール出来なくて思うような画が出なかったのは何とも残念です。
(V601SHは恐らくメインCPUでソフトウェア圧縮なので遅い代わりに自在に出来たのかと..)

64和音
(MA5)
やっとvodafoneも64和音になりました。
しかし、この音源はその前の40和音音源の機能拡張版で、色々難解な機能が搭載されていますので自分で着メロを変換する普通のユーザーにはかなり敷居が高いと思われます。
・V601SH : 40和音(YAMAHA・MA3) → PCM8和音+FM32和音
・V602SH : 64和音(YAMAHA・MA5) → PCM32?和音+FM32?和音(ここを参照)
・京ぽん : 32和音(OKI・ML2861)  → PCM32和音(SMF, GMシステム・レベル1対応)

京ぽん(AH-K3001V)は上記の表で見るとPCM32和音のみの発音数ですが、OKI・ML2861はネイティブで普通のMIDIファイルに対応していることが大きな利点です。 (着メロコンバータそのものが不要です。また、京ぽんでは最大350KBまでのMIDIファイルをそのまま扱えます。)
そして、GM(General MIDI)音源と音色もコンパチブルなので、PC用のMIDIデータを食わせるだけで十分満足のいく演奏をしてくれます。(GS, XG用データもそこそこ鳴らしてくれます。)

対して、V602SHの積んでいるYAMAHA・MA5ですが、ここにあるサンプルをダウンロードしてSDカード経由でV602SHで鳴らしてみると、非常に表現力豊かな演奏をしてくれています。
そこで、PC用のMIDIファイルを、ここを参考に色々試してみましたが確かに変換→演奏は出来ます。 しかし、そこそこMIDI関係とSMAFの特性を理解していないと満足のいく結果は出せない様な気がします。 私も色々試してみましたが、かなり難しいと感じました。 また、有料着メロのV602SH対応64和音のデータも何本かダウンロードしてみましたが、確かにMA3よりは良いものの、PCでMIDIを聞き慣れた私には京ぽんの方が圧倒的に良いと感じました。
(あくまで「着メロ」として考えればV602SHのMA5の抜けの良いFM音源の音は良いとは思います。しかし、昨今の「着うた」ブームを見ると、やはり「生音」に対する欲求は大きいと思います。 京ぽんの音源は本当の「生音」では無いですが、限りなく生音に近い発音が出来ますので満足度は高いと思います。)('040808)
まぁ、つまるところは着メロ業界向けのコンテンツ保護みたいな働きをしてますんで、素人はおとなしくプロの作った有料の着メロをダウンロードしなさいってことでしょうか。 逆に京ぽんが積んでいる音源は普通の携帯キャリアは絶対に積まない(積めない)と思います。

形状
見た目の構造は今回思いっきり変えて来ました。
慣れないと若干(どころか、かなり)使いにくいですが、これはこういうものだと割り切って使うしか無いよーです。
(液晶を裏返してカメラモードにすると、カメラとしては非常に使いやすいですが...)
ただ、新しい物好きにはとっても抗しがたい魅力的なスタイルではあります。
直線を基調としたSFチックな外観は、「トリコーダ?」,「コミュニケータ?」っという世代にはたまらないものはあります。(V601SHもJ-SH53もデザインは酷評されて来ましたので..)

最近ではかなり使い慣れて来たので、メイン液晶をターンスタイルでサイドボタンが上になる様にしてデスクの上に置いています。 メールが着信したら、2つのサイドキーと1つのサイドレバーで本文を全部読むことが出来ます。 (さすがにターンスタイルで返事は書けませんが。)('040731)

周辺
オプションはだいたい共用出来ます。(今回はバッテリーは異なります。)
相変わらすこのシリーズの美点として引き継がれて来ているものに、「標準SDカード採用」ということが挙げられます。
ドコモやauの最近の機種は全てminiSDかメモステDuoになっちまってますが、あれは何とも理解し難いキャリア側の押しつけに思われます。(ドコモのSHもminiSDです。)
vodafone(J-PHONE)の標準SDカード採用は、「SDメモリーカード・オーディオプレーヤ」としての側面からこれ用の専用アイテムだと思われている感がありますが、実は中位機種のメガピクセル画像保存デバイスとしてもカード付きの全ての機種で標準SDカードが採用されています。
それらの機種がドコモやauのカード付き機種と比べて遜色無い大きさなのは、単にメーカーがキャリアの押しつけを逆に利用して楽な設計で作れるからだと思いますが..

JAVA
今回、JAVA実行用にも使われるCPUはかなり高性能な物を積んで来ている様です。
「xengine」という、JAVA実行速度のベンチマークテストがありますが、V601SHが平均で約120くらいのスコアです。(製作&比較サイト参照。)
このベンチマークテストをV602SHで実行させると、「平均255、最高342」という結果が出ました。
ぶっちぎりの速さです。(その代わり、そこそこ熱くなってバッテリも食う様ですが..)
テレビ ここら辺はV601SHと全く同じです。
付属するAV出力ケーブルすら同じです。
(詳しくはV601SHのこの項目を参照)
色々
撮影
↓V602SHで[QVGA・15fps]モードで撮影した動画を置いています。
 
静止画も[200万画素フルサイズ]の物と、それを加工した物を置きました。
★一番下に
「ツイストヒンジ3兄弟」を追加。(D-Snap, V602SH, SL-C860)('040713追加)
カメラ部↑ ターンスタイル↑
カメラ部アップ
↑モックアップ / V602SH実機↑
開いたところ↑

≪WindowsMediaによるV602SH動画撮影のサンプルです。≫
 下の写真をクリックすると再生開始します。
 26秒ほど回しています。逆光気味でハレーションを起こしてます。
 (この明るい縦筋の出る現象はV601SHでも同じ様に出ます。)
 ※ファイル直接再生はv602sh_road01.asfをクリックして下さい。

(一般道上の車中より320×240(QVGA)・15fpsで撮影)

≪WindowsMediaによるV602SH動画撮影のサンプルです。≫
 下の写真をクリックすると再生開始します。
 33秒ほど回しています。道幅が狭いのでスピード感が有ります。
 (この明るい縦筋の出る現象はV601SHでも同じ様に出ます。)
 ※ファイル直接再生はv602sh_road02.asfをクリックして下さい。

(一般道上の車中より320×240(QVGA)・15fpsで撮影) ('040813)

≪JPEGによるV602SH静止画のフルサイズ表示です。≫
 下の写真をクリックすると別ウィンドウが開きます。(2M-pixelにて)
(約1mの距離から200万画素の3機種で撮影)
↑V602SHのワイド側で撮影 ↑V602SHのテレ側で撮影
↑V601SHで撮影 ↑DSC-F505(SONY)で撮影
V602SHの画面には全体に「白い霧」がかかっている様に見えます。 まぁV601SHも程度問題ではありま
すが、ちょっとくすんでいます。 (さすがにF505は200万画素とはいえ、2/3インチCCD+大口径レンズな
ので隅々までビシっと解像しています。比較する事自体がナンセンスに近いですが...)
V602SHのレンズを塞いで写る「白ゴースト」は、私の機では右下にちょっと出ています。 またカメラを起動
したままにしておくと時間と共に画面全体がノイズの嵐になるのはこまめにカメラOFFにするしか解決方法
は無いみたいです。 (普通のデジカメでも程度の差こそあれこのCCDノイズは温まると出るみたいです。)

けなしてばかりではV602SHの立つ瀬がないので利点を言うと、やっぱり光学2倍ズーム(2焦点)レンズ
のテレ側です。 上記写真の渓流の画像の下の解説文字が唯一まともに読めます。
また、ワイド側で目立つ周辺の歪みとボケがかなり少なくなっています。
これで白モヤが晴れたらかなり「使える」デバイスなんですけどねぇ..

≪WindowsMediaによるV602SHのズームレンズ部の動画撮影です。≫
 ワイド→テレ→ワイドと、交互に操作しています。
 下の写真をクリックすると再生開始します。
 ※ファイル直接再生はv602sh_zoomlens.asfをクリックして下さい。

(V601SHにて、320×240(QVGA)・15fpsで撮影)

≪WindowsMediaによるV602SHのズーム効果の動画撮影です。≫
 ワイド→テレ→ワイドと、変化させています。
 下の写真をクリックすると再生開始します。
 ※ファイル直接再生はv602sh_zoomshot.asfをクリックして下さい。

(V601SHにて、320×240(QVGA)・15fpsで撮影)

≪ V602SHとその仲間達です。 ≫
 下の写真をクリックすると別ウィンドウが開きます。
(3台とも全く同じファイルを再生中にポーズをかけたところです。)
↑「D-Snap/SV-AV30」,「V602SH」,「SL-C860」のツイストヒンジトリオです。
画面に映っているひょうきんな奴は「先行者」です。
元はMPEGですが、これをASFに変換して上記3台で再生出来ます。
3台共完璧な互換性があって、録画したSDカードを差し替えるだけで
何ら手を加えること無く、各機の標準ムービープレーヤで再生します。


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